2月25日㈫午後、川崎市立川崎総合科学高校にて、総合電気科2年生39人の生徒を対象に、出前授業を行いました。
この出前授業は、電気工事業界への理解を深めていただくと共に職業としての魅力を発信すること、そして将来に電気工事業へ就業する若者への対話と交流を目的に行いました。実は今回が初めて試み、第1回目の開催です。
開催にあたり、総合電気科教諭の白川様から、日頃の授業内容などについてお話しを伺いました。
その中で、電気工事の現場での作業は電動化が進んでおり、電気工事士試験で使用する工具とは異なっていることが話題になりました。(※電気工事士資格試験では、電動工具の使用は禁止されています※)
その結果をふまえて研修委員会で検討を重ね、今回の授業では「電動ドリルとホルソー、マグネットアッターを使用して、石膏ボードに穴を開ける」体験をしていただくこととなりました。
また、最新の工具セットの展示も同時に行いました。
使用した工具は、杉本電機産業㈱様を通じ、未来工業㈱様のご協力をいただき、お貸出しいただきました。
まずは自己紹介から。
(一社)川崎市電設工業会の活動や今回の出前授業の趣旨を生徒の皆さんにお話ししました。
(写真左:相馬研修委員長・左から2人目:板橋安全副委員長=川崎総合科学高校の1期生! OBです)
電動工具は、未来工業㈱様の小判穴ホルソーS! 電動ドリルに接続して使用すると、このような穴を石膏ボードに簡単に開けることができます。小型ノコギリでの作業より迅速かつ美麗!
生徒さん体験中! マグネットアッターを使用すると、位置だしが無くとも簡単に位置を特定することができます。
写真提供:建通新聞社
(写真左・若月電業(有)様)
石膏ボードにランダムで10か所、ボックスが取り付けてあります。
ホルソーを取り付けたドリルはなかなかの重量があります。
(写真左から:東海林副会長・体験中の生徒さん・辰野電設㈱様=2期生のOB! 未来工業㈱担当者様・仲間研修副委員長)
穴あけ体験終了後、生徒の皆さんから質問を受けました。
「残業はありますか?」「電気工事士の他には、どんな資格が必要ですか?」などなどリアルなご質問がたくさん…、電気工事会社の現役社長からの率直な回答に、生徒さんたちから歓声がこぼれる時もありました。参考になりましたでしょうか。
出前授業は終始和やかに、安全に行うことができました。
今回の体験から、電気工事を通じてのものづくり、インフラ整備に魅力を感じていただけたら幸いです。
ご参加くださいました生徒の皆様、ありがとうございました。
開催につき多大なご協力をいただきました川崎総合科学高校 総合電気科 教諭の皆様、工具をご提供いただきました未来工業㈱様、杉本電機産業㈱様、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
(出前授業 参加者一同)
当会は電気工事及び電気に関する専門知識を活かし、若手技術者の育成、電気工事業の魅力発信のため、今後も活動を続けて参ります。